このページでは、フライヤーの印刷価格をサイズ別に調査しています。A1/A2/A3/A4それぞれの相場は?
ひと口にフライヤー印刷といっても、さまざまなサイズがあります。
以下に一覧で紹介しますので、チェックしてみてください。
サイズ | 平均価格 | 主な用途 | |
---|---|---|---|
A1 | 594×841mm | 約2万5000円 | サイズ的に大きすぎ、フライヤー印刷にはあまり適さない。対応していない印刷会社も多い。 |
A2 | 420×594mm | 約1万4000円 | サイズ的に大きすぎ、フライヤー印刷にはあまり適さない。対応していない印刷会社も多い。 |
A3 | 297×420mm | 約6000円 | 販促などさまざまな用途に活用可。フライヤーの最大サイズとして規定している印刷会社が多い。 |
A4 | 210×297mm | 約2300円 | 販促などさまざまな用途に使いやすく、手配りなども容易。フライヤー印刷では最もポピュラーなサイズのひとつ。 |
B4 | 257×364mm | 約8000円 | サイズ的に大きすぎ、どちらかというとチラシ印刷に適しているサイズ。 |
B5 | 182×257mm | 約4500円 | 販促などさまざまな用途に活用可。手配りなども容易。 |
B6 | 128×182mm | 約3400円 | 手に取りやすいサイズで、持ち帰りも容易。店舗やイベントの販促ツールによく用いられている。 |
B7 | 91×128mm | 約2300円 | 手に取りやすいサイズで、持ち帰りも容易。店舗やイベントの販促ツールによく用いられている。 |
※平均価格は【コート紙/両面カラー/100枚/5営業日納品】で算出しています。
上記を見ていくとA4、そしてB5~B7の平均価格が5000円以下であることがわかります。
これは各印刷会社にとっての主力商品である、という証拠。利用されることが多いサイズなので、価格も低めに設定されているわけです。
フライヤーはチラシと違い、手に取って持ち帰りやすいサイズであることが好まれます。
とは言え、敢えてサイズを大きめにしてインパクトを狙う、という手もアリますよ。
デザインやコスパを考慮しながら、最適サイズのフライヤーを作成してみてくださいね!
1枚の印刷用紙を用途や目的に合わせて、折り曲げていく工法を折り加工といいます。
DMやチラシのように投函できるサイズする必要がある場合や、限られたサイズを活用するために折りたたむこともあります。
用紙を折ることでページを増やすことができ、見開きにしたり大きな印刷物をコンパクトにしたりすることもできます。
その利点からパンフレットやカタログ、会場マップなどで頻繁に採用されているのです。
折り加工には以下のような種類があります。
- 二つ折り…センターで二つ折りをする
- 巻き三つ折り…用紙を三等分して、一面を巻き込むように内側に入れる
- Z折り(外三つ折り)…用紙をZの字になるような三つ折りにする
- DM折り…用紙を二つ折りした後に、さらに巻き三つ折りをする
- 観音折り…用紙を四等分し、外側から内側に折りたたみ、さらにセンターを二つ折りにする
- 蛇腹折り…用紙を蛇腹のようにジグザグに折る
- 十字折り…二つ折りを縦横の2回行う(センターで四等分になる)
引用:折りパンフレット(巻き三つ折り・観音折りなど)の便利な活用術 | パンフレット印刷通販会社
このように、1枚の紙に対してさまざまな機能をプラスしたり、用途に合わせて使い分けたりすることが可能です。
ただの紙でもアイデア1つで、お客様に効果的に情報を伝えられるようになるのが、折り加工のメリットといえます。
他のフライヤーとはひと味違い、目を引くツールにしたいという場合はカット加工が効果的です。
カット加工には、トムソン(型抜き)とレーザーカットの2種類があります。
トムソンとは、抜き型を作ってさまざまな形に抜いて加工したり、穴をあけたりして、印刷物を型抜きする加工法です。
形状や立体感を生かしたツールを作るのに最適で、大量に配布・配置したいものをひと味違ったデザインにすることができます。
【トムソンの主な使用例】
レーザーで紙を削ったりカットしたりするレーザーカットは、複雑な形でも手軽に形成することができます。繊細な表現力を生かした仕上がりになるため、他社と差別化を図るにはうってつけの加工法です。
【レーザーカットの主な使用例】
デザインのポイントとして重要なのが、情報を整理して何を伝えたいのを明確にすることです。
メリットや特徴といった優先して伝えたい部分を大きく目立たせて、それ以外は小さく表示したり、不要な情報を削ったりすることで紙面にメリハリが生まれます。
そのため、全ての写真やキャッチコピーを同じ大きさに揃えるのも考え物です。一見バランス良くみえるものの、キャッチコピーのインパクトが弱まってしまい何を伝えたいかが不明瞭になります。
「おすすめの商品」や「本場イタリアンの味」など、メインの写真やキャッチコピーを大きくすることで、主張がわかるデザインに仕上げることができます。
そして、書体選びも重要な要素です。
一般的には、角張った文字は男性的な印象。丸い文字は女性的でかわいらしい雰囲気を与えるとされています。書体とサイズをうまく使いこなすことによって、読み手を引き込むデザインが施せるのです。
文字や写真のバランスに加え、色調に変化を与えるとインパクトがより強くなります。
同じデザインでも、使用する色によって与えるイメージは違ってきます。
暖かさや優しい印象を与えたい場合は、赤やオレンジといった暖色を選ぶのがおすすめです。
逆に、スタイリッシュな印象や冷感を与えたい場合は青や緑、紫などの寒色を使用してみることで、商品やサービスのイメージをうまく伝えることができます。
広告物に応じて適した色使いは異なります。読み手の印象を大きく変える恐れがあるので、色使いを考える際はデザイナーなどに相談した上で決めるようにしてください。
フライヤーに限らず、全ての印刷物に共通する重要なものはレイアウトです。写真や書体をどんなにこだわっていても、読みにくいレイアウトだと読み進める気を失せてしまいます。
人間の目線には一定法則性があり、横書きなら左上から右上に、そして左下から右下へと視線を動かします。
縦書きの場合だと、右上から右下、そして左下から左下へと視線を移動させていきます。これは「Zの法則」といわれており、紙媒体で最も取り入れられている方法です。
この法則に沿ったレイアウトにすることで、読みやすいフライヤーが作成できます。
テクニックの1つとして、最初に目線がいく場所はインパクトを与える画像を配置し、その先が知りたいと思わせるくらいのシンプルなデザインにすることです。
目線が進むにつれて、情報を深くしていき、最後に問い合わせ先やお得な割引券を配置するといった流れが効果的です。
フライヤーによる集客効果などを知るためには、効果測定を行う必要があります。簡単かつ確実な測定方法としては、ご利用いただいたお客様に口頭調査やアンケートを通して、「どのようなきっかけでサービスを利用したのか」を伺うことです。
また、フライヤーにクーポン券をつけるのも効果的です。フライヤーやネット広告など、宣伝媒体によってクーポンのデザインを分けることで、より精度の高い効果測定が行えるでしょう。
効果測定の結果に応じてフライヤーの改善を行っていけば、宣伝効果をさらに高めることができます。